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メンタリストごっこをしてみよう~コイン当て編~

こんにちはメンタリストのケイです。今日は皆さんにメンタリストの気分をあじわっていただきたいと思い、簡単なコイン当てのトリックを伝授させていただきたいと思います。

 

現象

これからお教えするトリックはメンタリストの間ではwhich handと呼ばれるものです。現象としては単純でメンタリストが客に背中を向けている間に、客に左右の手のどちらかにコインや小物を握ってもらい、ポーカーフェイスでいてもらいます。向き直ったメンタリストは暫しの精神集中の後に、客がどちらの手にコインを握っているかを当ててしまうというものです。

 

現象は単純なのですが、とても客ウケが良いトリックでメンタリズムショーのオープニングでよく演じられています。またショーとしてだけでなく、ゲーム感覚で演じることもできるのでちょっとした余興としても演じることができる便利なトリックです。そしてwhich handは多くのメンタリストによって様々な手順や方法が考案され発表されています。なかには磁石を内蔵した特殊なコインと、それを探知するセンサーがセットで販売されている、メカニックに頼った方法などもあります。今回、紹介するのは特殊なギミックを一切使わないでコインや小物があれば、いつでもどこでもできるトリックなので是非ともマスターしておくことをお勧めします。

 

演技の流れ

 

 メンタリストは客に向かって「今日は透視の実験をしてみましょう。お手伝いをお願いしてもよろしいですか?コインを一枚貸していただけますか?そして、それを私があなたに背中を向けている間に、左右どちらかの手に握ってください。もちろん何も握ってない方の手も握っておいてくださいね」と言ってメンタリストは客に背中を向けてしまいます。

 

2 客がコインをどちらかの手に握ったことを確認してからメンタリストは客の方に向き直ります。そして客に対してこう指示します。「両手を伸ばして、肩の高さで両拳をくっつけてください。さらに目を閉じてコインを持っている方の手に意識を集中させてください。そして、ゆっくりと両手を離していってください。

 

3 客がメンタリストの言うとおりにすると、メンタリストは「わかりました、あなたはこちらの手にコインを持っていますね」と言って片方の手を指さし、開くように促します。すると・・・みごと開いた手からコインが現れます!

 

トリック解説

 

さて、メンタリストはどのようにしてコインの行方を知ったのでしょうか?その答えは客の顔の向きです。コインに精神を集中しながら両手を離していくと無意識のうちに顔がそちらを向くのです。しかし、それはとても小さな微妙な動きです。これを簡単に感知する方法は客の鼻を見ることです。こうすると客の顔の小さな動きでも簡単にわかるのです。客に目を閉じてもらうのはコインに集中しやすくするのと同時に、メンタリストが客のどこを観察しているのかを悟られないためです。

以上がこのトリックの全てです。必要なものはコインだけなので、観客からは奇跡にしか見えないでしょう。

 

最後に

 

コイン当てのトリックはいかがでしたでしょうか?読んだだけでは信じられない方もいることでしょう。是非、身近な人をつかまえて試してみてください。きっと、その簡単さに驚くことでしょう。そして、コインを当てられた人は更に驚くことでしょう。この素晴らしいトリックを楽しんでください!

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